夜の庭園イベントなのに、いちばん手頃な前売券にも、41年ぶりとなる大徳寺展の観覧が含まれています。東京国立博物館で2026年10月14日(水)から12月6日(日)まで開かれる「ZEN NIGHT TOKYO」は、紅葉と音・光を楽しむ夜と、国宝を含む特別展を一枚の券でつなぐ催しです。
庭園では、池に広がる雲海演出、紅葉のライトアップ、音に包まれて歩く「歩行禅」などが予定されています。追加料金の体験は、脳波を音と映像に変える坐禅から、大徳寺僧侶の坐禅、精進料理付きまで幅があります。編集部は現地を体験していません。主催者の公式情報をもとに、値段の差が何の差なのか、どの日を選ぶと見たいものが重なるのかを整理します。
3,600円の一般前売券は、庭園と特別展の二つを含む
通常の前売入場券は、高校生2,200円、大学生2,600円、一般3,600円。10月14日以降の当日券は順に2,800円、3,200円、4,200円です。どの通常券にも、ZEN NIGHT TOKYOの庭園入場と、平成館の特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」の観覧が含まれます。
前売と当日の差は、一人600円。一般2人なら1,200円です。庭園だけを短時間見るつもりで価格を見ると高く感じるかもしれませんが、特別展を別の日に切り離すのではなく、同じ日に組み合わせる券だと分かると比較の軸が変わります。
中学生以下と、障がいのある人に付き添う介護者1人は通常入場無料です。ただし、坐禅プログラムは一律料金で、無料条件の対象外です。家族で行く場合は、通常入場と特別体験を分けて合計を考える必要があります。
5,600円から32,300円へ。差額は「夜をどう過ごすか」の違い
通常券の次にあるのが、日時指定の「脳波坐禅付きチケット」5,600円です。イヤホン型脳波計を装着し、約30分の坐禅中の脳の状態を音と映像で確かめます。定員は各回20人。庭園を歩くだけでなく、技術を使った体験を一つ入れたい人向けです。
11月5日(木)17時45分からの「大徳寺僧侶による特別坐禅会付き」は17,300円。11月13日(金)の「特別坐禅会+精進料理付き」は32,300円で、17時45分と19時の2回があります。価格差は大きいものの、後者は坐禅だけでなく、庭園内の応挙館にあるレストランでの精進料理まで含む特別日です。
未就学児は坐禅プログラムに参加できません。また、会場の九条館へは手すりのない急な階段を使い、車椅子では入室できません。これは好みより先に確認したい条件です。階段移動が難しい同行者がいる場合は、通常券で庭園と特別展を楽しむ案が現実的です。

11月8日までに行くか、遅くまで歩ける日にするか
日付選びには、閉場時刻だけでなく展示替えも関わります。特別展で紹介される国宝「観音猿鶴図」と国宝「曜変天目」は、公式案内では10月14日から11月8日までの展示です。この2件を優先するなら、会期後半まで待たず11月8日までが候補になります。
通常の開催時間は17時30分から19時30分で、入場は閉場30分前まで。毎週金・土曜と、11月1日・2日・22日は21時まで、11月13日は21時30分まで延長されます。平日の仕事や予定の後に向かう場合、19時30分閉場の日は特別展と庭園を急いで回る可能性があります。国宝を見たいなら11月6日(金)か7日(土)、夜の時間に余裕を持ちたいなら延長日、精進料理まで一夜にまとめたいなら11月13日、と日付の役割が分かれます。
休館日は原則月曜日ですが、11月2日・23日・30日は開館し、11月24日は休館です。祝日前後は例外があるため、カレンダーの曜日だけで判断せず公式ページの日程を見てください。
同行者へ送るなら、券名より三つの希望を先に
相談するときは、最初から3,600円、5,600円、17,300円、32,300円の券名を並べるより、「国宝を11月8日までに見たい」「19時30分ではなく21時まで歩きたい」「坐禅をするなら階段と年齢条件は大丈夫」の三つを確認すると話が早く進みます。
- 紅葉の庭園と特別展を中心に:通常前売券。一般は3,600円で、当日より600円安くなります。
- 技術を使った30分体験を足す:日時指定の脳波坐禅付き5,600円。各回20人です。
- 僧侶の指導を受ける日を選ぶ:11月5日の17,300円券。
- 精進料理まで一夜にまとめる:11月13日の32,300円券。閉場も21時30分まで延長されます。
前売券の販売は10月13日(火)まで。当日券は10月14日から12月6日までです。脳波坐禅や僧侶坐禅は日時指定・定員制なので、通常券より先に空席を確かめる価値があります。まず同行者に「国宝、遅い時間、坐禅のどれを優先する?」と送って、答えがそろったらZEN NIGHT TOKYO公式ページで日付と券種を確認してください。
出典:ZEN NIGHT TOKYO公式ページ、VIE株式会社の発表(PR TIMES、2026年9月15日確認)。演出内容は予定を含みます。記事内の券種比較と差額計算は公式料金に基づく編集部の整理で、体験の効果を保証するものではありません。

